季節は春。4月後半から始まる新茶の収穫に向けて、いろいろ動き出してきます。
今回のハルイチ日本茶作りは“機械のお掃除”。
現代のお茶作りに機械は欠かせません。シーズンが始まる前にしっかりとメンテナンスを行っておきます。
今回は「合組機」という茶葉をブレンドする専用の機械のドラム内をお掃除しました。
昨シーズンの終わりにある程度お掃除を終えておきますが、新茶シーズンが始まる直前に掃除機やほうきを使って丁寧に落としていきます。しっかりとお手入れをしておかないと、せっかく良い茶葉ができても味や色に影響してきてしまうそう。
ドラムの中は狭く床面も不安定なので体幹が鍛えられます。お茶農家さんはアスリートのようだと感じた瞬間。
お掃除が終わったドラム内はピカピカに。これで今年も良いブレンドをしてくれます。
「工場がきれいじゃないと良いお茶は作れない!」というのが光緑園さんで代々継がれる教え・モットーとのことで、工場の中はいつ伺っても裸足で歩けるほどきれいです。
掃除をすることで機械のことを知る。機械のことを知ることで自分で機械のメンテナンスをしていける。お掃除はメリットしかありません。
さて、茶畑の様子ですが、寒い冬が過ぎて芽が動き出してくる3月。一番の大敵である「霜」との見えない戦いです。
芽に霜が当たってしまうと赤くなってダメになってしまうため、気温が低い晩は事前の確認もしつつ、夜間は懐中電灯を持って巡回し自分の目で扇風機がちゃんと作動しているか確認をしていきます。
「機械も大切だけど、人間ができる部分は人間が見てあげないといけないと」と萩原さん。
一言一言にお茶への愛が溢れています。
4月の新茶シーズンまでもう少し!私たちがお手伝いさせていただいたお茶たちが輝くその日がそこまで来ています!!
光緑園さん、今月もご協力ありがとうございました!