朝晩がひんやりしてきて、やっと秋を感じ始めた10月後半のハルイチ日本茶作り。
9月後半から行った「秋冬番」のお茶摘みも終了し、茶畑は白くてかわいいお茶の花がちらほら。
花の下にはお茶の実がコロコロ転がっています。
今回の日本茶作り、は今年一年がんばってくれたお茶畑にゆっくり休んでもらうため、
一旦きれいにならし最終的なメンテナンスをしていきます。
畑はしばらく休眠しますが、休眠とはいえお茶の木たちも生きています。
なので、生きていけるための肥料を撒いていきます。
“肥料を撒く”と言っても簡単ではなく、肥料にもたくさんの種類があり。
肥料の種類や撒くタイミング、効果を出したい時期など総合的に考え、
肥料屋さんに成分のデータをとってもらいお茶農家さんと二人三脚で進めていくのだそう。
こちらの機械、押しながら進んで行くと下部から肥料が弧を描いて撒いていかれるという画期的な機械!
肥料を撒いた後は、「うね」と呼ばれるお茶の木々の間の通路部分の固くなった土をカルチという機械で耕していきます。
機械の重さに加えて右ハンドルと左ハンドルで操作をしながら押し進めて行くのですが、
普段使わない脳と筋肉が刺激され、ひとうね耕しただけでも大きく息切れ。しかも、後ろで支えていただいているのに。
それにしても、お茶畑のお手伝いをさせていただき約半年・・・
初めてお目にかかる様々な機械を見せていただきましたね。
今でもこれだけ大変な作業なのに、昔の方々は本当にすごいです。
さぁ、仕立ても終わりあとはお茶畑にゆっくりと休んでいただきます。
病気や害虫は大丈夫なのかなと心配になりましたが、仕立てが終了した畑は親葉で、
親葉に菌が入ることはほぼ無いそうです。
菌が入ってくるのは新芽の時期。
病気も菌もかかる前に対策を取らないといけないので、しっかりと目配り気配りが必要です。
普段はニコニコ笑顔が素敵な萩原さんとお父さんですが、
夏にお手伝いに伺った時は時折真剣な顔でお茶畑を見つめていたことを思い出します。
いつ見ても飽きないし気持ちが良いお茶畑。
畑の色を見て、今年の出来がよかったかどうかを判断するそうです。
「やり方はその畑の人によって。人により、おいしさの追及の仕方が違う。
自分が満足できるお茶が出来上がればそれが正解!!!」と
お話ししてくれた萩原さんはとても輝いていました。
光緑園さん、今月もご協力ありがとうございました!
来月もよろしくお願いします!!
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